※2019年 全がん罹患数予測…1,017,200人 全がん死亡数予測…380,300人
肺は人間にとってなくてならない器官です。呼吸を通じて取り入れた酸素と、全身を巡る血液に含まれる二酸化炭素を交換する働きをしています。そして、肺の気管や気管支、ガス交換を行う肺胞などの細胞が、何らかの原因でがん化したのが「肺がん」です。肺がんは最初は肺の中だけに存在しますが、進行すると肺に集まる血液やリンパの流れにのって、他の臓器に転移します。発見が遅れ、転移してしまうと完治が困難になります。
肺がんは非小細胞肺がんと小細胞肺がんに分かれ、4つの組織型があります。
患者数は50歳以降増加し、高齢になるほど罹患率が高まります。生存率はステージが高まると低下するため、早期発見、早期治療が重要です。
肺がんは初期の段階では、自覚症状がほとんど現れません。進行すると咳や痰、痰に血が混じる、発熱、息苦しさ、動悸、胸痛などの症状が出てきますが、いずれも肺がんの以外の呼吸器の病気にもみられる症状です。複数の症状がでたり、長引くことがあったら早めに医療機関で受診しましょう。また定期的に検診を受けることも大切です。
肺がんを未然に防ぐには、日常的な予防と有効な肺がん検査が大切です。
予防のためのチェックポイント
有効な肺がん検査